今はウマブドウの実の収穫の最盛期に入っていると思いますが、
今回は、実の収穫の時の注意点を2、3書いてみたいと思います。
まず、きょう、長野市のAさんから次のような電話をいただきました。
「きょう、ウマブドウの栽培してある畑に行ったら、
実が青くなったり、白くなっていました。これは使えるでしょうか?」
ウマブドウの実の色については、前のブログに書いてありますので、
ここでは省略します。
ウマブドウの収穫適期は、栽培されている地域の気温や降水量などの気象に
より、変化します。
もちろん暖かい地方のほうが、早く適期になりますが、
もう一つ、頭に入れておいてほしい大事なことがあります。
同じ場所に生えているウマブドウでも、木によって
早く収穫適期になる木と少し遅くなって収穫適期になる木が
あるのです。
普通の植物でいう「早生(わせ)と
「晩生(ばんせい)または奥手(おくて)」という関係です。
だから、ウマブドウを栽培されている方は、
長野県では7月中旬ごろから、1週間に一度の見回りが必要です。
もちろんもっと暖かい地方では早くから、収穫適期になると考えられます。
特に、自宅から離れたところに栽培あるいは自生している場所がある場合は
忘れがちになるので、こまめに見に行ってください。
そして、毎年、記録も忘れずにしておくと、
次の年の収穫時期の目安になります。
私の場合は、なるべく早く収穫適期になるものを
選抜して、殖やして栽培しています。
できれば7月中旬ごろから、実の収穫ができるものが
多く栽培してあれば、実の収穫期間が長期間になり、
労力的に楽だからです。
ウマブドウはつるが伸びて、次々に花が咲くので、
長野県では実の収穫は11月まではできます。
また早く収穫できれば、早く漬けて、早く利用できるからです。
きょうは「ウマブドウの実の収穫時期が近づいたら
こまめに見回ること。」というブログでした。