じいちゃんのおっく(おくすり)

私は昭和58年にウマブドウに巡り合った。

子供が7歳と4歳の時だ。

小さな子供は体調をくずしやすい。

医者に行くほどでもない。

そんな時に与えたのがウマブドウだ。

もちろん子供に焼酎漬けは、薄めても与えられない。

その時はまだウマブドウの研究を始めたばかりで、

酢漬けもはちみつ漬けもない時だった。

まず、葉を乾燥させ、煎じたものを与えてみたが、

飲まない。

自分で飲んでもあまりおいしいものではない。

次に試したのは、茎を刻んで乾燥し煎じたものだ。

これは自分で飲んでみたときから、なんとなく

飲みそうな気がする味だった。

麦茶のような色、味。

これを飲ませたところ、嫌がらずに飲むようになった。

参考までに茎の利用法

1.茎を採ってきて3Cmに切って、乾燥させる。

2.保存はかびないように網の袋に入れ、

  乾燥した場所につるしておく。

3.煎じ方

  20~30gを500CCの水で煎じ、300CCまで煮詰め、

  3回に分けて服用する。子供には30~40CC与えた。

  夜、与えると次の朝にはよくなっていることが多かった。

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子供は、その後、大きな病気もしないで成人し、

就職し、娘は結婚し、孫が3人できた。

私のウマブドウの研究も進み、いろいろな人から

使用法の経験談も聞き、

今では、酢漬けや自家産はちみつ使用のはちみつ漬けもできた。

孫は、小2・年長・2歳だが

今では250gのはちみつを1本ずつ

「Myはちみつ」として与えている。

そのはちみつを水に入れて、飲んだり、

牛乳に入れたりして、好きなように飲んでいる。

はちみつも免疫力を高める食材といわれているので、

健康には良いと思う。

最近では、孫たちは体調が悪くなると、

「じいちゃんのおっく欲しい。」と言って、

ウマブドウの茎の煎じたものを求めるようである。

わが家では親子3代にわたって、ウマブドウのお世話になっている。