ウマブドウの利用法(葉の乾燥の利用法)

ウマブドウの葉の利用法

ウマブドウの葉を乾燥させて、煎じて飲むことができる。

茎の煎じたものと似ているが、収穫時期というか、

作る時期が茎と葉では異なる。

ウマブドウはブドウと同じ、植物なので、

今年伸びた枝に実がなる。

だから、晩秋から春、発芽前に剪定をしないと

よい実がたくさんならない。

茎の乾燥を作るのは、基本的にこの時期に剪定した枝を利用する。

時期的には11月から3月頃である。

野生のものや栽培のものがたくさんある場合は、

1年じゅう茎の乾燥は作ることができる。

ただし、茎をとってしまうので実の収穫はできなくなってしまう。

一方、葉の乾燥は、春、ウマブドウが展葉して、

葉が茂ってきた時に、特に葉や枝がこんでいるものを利用して作る。

葉の乾燥品は、6月~9月頃が作る時期である。

あまり秋遅くなってくると、葉が傷んだり、硬くなって

よい乾燥品ができない。

葉の乾燥品の作り方

1.葉をとってくる。葉は1枚ずつ採らなくても

  細い枝のままとってよい。

2.あまり長い枝は、ハサミで短く切る。

3.ゴミや農薬、ほこり、ごみ、害虫をとるため水道水で洗う。

4.ざるやよしずの上に並べて乾燥させる。

  この時、風でとばされやすいので、網をかけたりして

  とばされないようにする。

CIMG2587t.jpg

CIMG2601.JPG

5.カリカリに乾燥したら、網の袋に入れて、

  乾燥した風通しの良いところにつるして置く。

  かびやすいので、注意する。不安な方はビニール袋に入れ、

  冷凍庫または冷凍ストッカーに入れておいてもよい。

  カビてしまったら、飲用はできません。捨ててください。

葉の乾燥品の利用法

煎じるときは、必要量を流水でよく洗ってから煎じてください。

用い方は特に決まった方法はありませんが、10g程度を500ccの水で煎じ、

300ccまでにつめて用います。

(本によっては5gを1リットルの水で2~3分沸かして飲用と書いてあるものもあります)

ウマブドウの本を参考にして下さい。

薬ではありませんので飲む量や煎じ方に決まりはありません。

自分に合った煎じ方や飲用量を見つけてください。