ウマブドウの実の収穫が終盤です!!

10月に入り、朝夕めっきり寒くなりました。

ウマブドウの実の収穫も終わりに近くなりました。

早いものでは、葉も少し黄色くなり始めています。

朝露が下りるようになると実にサビが出るようになります。

サビとは実の表面が茶色になることです。

見た目は悪いですが、収穫して焼酎漬けにしても大丈夫です。

CIMG3920.JPG

この時期の野生のものは、緑、青、紫、白といろいろな実がついています。

好みのものを収穫して、利用してください。

私は緑のものしか利用していません。

kajuku2.jpg

2008.8.21umabudou 017.jpg

今年の当地方のウマブドウの実の状態は、

例年と比べるとあまり良い出来とはいえない年でした。

まず、房が小さい、実が小さい、

これは雨が不足したか、暑すぎたせい、ではないかと思っています。

次に一房についている実の数が少ない。

これは開花期に雨が降ったか低温だったせい、だと思っています。

受粉がうまくいかなかったのだと思います。

もう一つは、お盆以降、残暑がなく、朝夕涼しくなったせいで

実が大きくならなくなったことが、9月中旬からの、

収穫量の減少になったのではないかと思います。

いずれにしても、自然のものを収穫するので、

仕方がありません。

栽培されている方は、来年、収量を増やすためには、

これからウマブドウが落葉してから来春にかけて、

剪定をする必要があります。

いまのうちに、ウマブドウがどのようになっているか、を

よく観察しておいてください。

ウマブドウは、古い幹から、新しい枝が伸び、

その新しい枝からまた枝が出て、その枝に実がなっているのです。

だから剪定をしないと、実がなる枝が少なくなってしまいます。

そして、地面に近いほうには実がならず、

上のほうにしか実がつかないようになってしまいます。

剪定の方法については、後日記したいと思っています。