ウマブドウは今このような状態になっています。
よく次のような質問を受けます。
「ウマブドウの実が木の高いところにしか、
ならないのですが、どうしてですか?」
これは、ウマブドウの実のつき方の問題です。
ウマブドウの実は、春に古い茎の先端付近から、
新しい枝を出します。
その枝から、また枝を出します。その枝に実がなります。
だから、実のならせたいところに、
新しい枝を出してやらなければなりません。
それが剪定という技術です。
果樹栽培では普通に行なわれている技術です。
ウマブドウの場合は、仕立て方により剪定の方法は異なりますが、
あまり難しく考えずに、次のようにやってみてください。
雪の降る地方の方は、雪の降る前に行ってください。
枝の整理をしておかないと、雪が積もり、棚がつぶれることがあります。
一本仕立ての場合は、来年新しい枝を伸ばしたい位置で
切ってください。
だいたい、地面から0.5mから1.5mの位置で切っておけば、
いいと思います。
棚仕立ての場合は、棚の上の枝を、
伸ばしたい方向に、4本~5本ぐらい
残し、0.5~1mに切ります。
来年棚がいっぱいになるように考えて切りましょう。
私もこれから選定作業にはいります。
なお剪定は、12月から3月上旬には終わらせましょう。