ウマブドウの栽培法(殖やし方)

ウマブドウを栽培するには、

野生のウマブドウの根を抜いてきて、

植えることである。

ウマブドウの根はつる状になっていて

約20Cmごとに節があり、節から根が出ているので

節ごとに切って植えれば芽が出てくる。

もっとたくさん殖やそうとするときは、

挿し木と実生(種をまく)によって、簡単に増やすことができる。

取り木という方法もあるが、

ウマブドウは挿し木で簡単に根が出るので

取り木をする必要がない。

実生による殖やし方

1.秋になり、ウマブドウの実が白く柔らかくなったら、

  採ってきて、水洗いをし、果肉とりさり、種子だけにする。

2.種子を砂で洗い、種のまわりの薄い膜をとる。

3.すぐに畑やプランター、植木鉢に蒔く。

5.水をやっておくと、春になると芽が出てくる。

6.大きくなったら、定植をする。

写真は自然に種から生えたウマブドウ

CIMG3880.JPG

CIMG3881.JPG

挿し木による方法

1.ウマブドウの茎には節があり、

  節から芽や根が出る。

2.5~6月ごろ、ウマブドウの茎をとってくる。

3.太い茎のほうが、太い苗になり、たくさん実がなる。

4.ウマブドウの茎を2節つけて切る。

5.根の側を土に挿しやすいように斜めに切る。

6.土に挿して、水をやっていると、芽が出てくる。

7.挿す場所は、大量の場合は畑でもよい。

  畑の場合は黒マルチをしてもよい。

  少量の場合はプランターや植木鉢でもよい。

挿し木を大量にしたい場合は、

3月下旬、まだ芽の出ていないウマブドウの枝を

冷蔵庫の保存する。

(乾燥防止のためビニール・濡れ新聞紙などで包む。)

5月に冷蔵庫から出し、挿し木をする。

(野生のものが芽が出る時期になってから挿し木をする。)

挿してから2~3週間で芽が出てくる。

参考

ウマブドウは新しく伸びた枝に実がなるので

春先に剪定をしなければよい実がたくさんならない。

その時に切った茎を保存しておいて挿すのがよい。

挿し木にしないならその茎は3Cmぐらいに切り、

乾燥させて、煎じて飲んでもよい。

茎の乾燥を煎じたものはあまり癖がなく、

子供でも喜んで飲む。

ウマブドウのホームページもご覧ください。