ウマブドウを栽培するには、
野生のウマブドウの根を抜いてきて、
植えることである。
ウマブドウの根はつる状になっていて
約20Cmごとに節があり、節から根が出ているので
節ごとに切って植えれば芽が出てくる。
もっとたくさん殖やそうとするときは、
挿し木と実生(種をまく)によって、簡単に増やすことができる。
取り木という方法もあるが、
ウマブドウは挿し木で簡単に根が出るので
取り木をする必要がない。
実生による殖やし方
1.秋になり、ウマブドウの実が白く柔らかくなったら、
採ってきて、水洗いをし、果肉とりさり、種子だけにする。
2.種子を砂で洗い、種のまわりの薄い膜をとる。
3.すぐに畑やプランター、植木鉢に蒔く。
5.水をやっておくと、春になると芽が出てくる。
6.大きくなったら、定植をする。
写真は自然に種から生えたウマブドウ
挿し木による方法
1.ウマブドウの茎には節があり、
節から芽や根が出る。
2.5~6月ごろ、ウマブドウの茎をとってくる。
3.太い茎のほうが、太い苗になり、たくさん実がなる。
4.ウマブドウの茎を2節つけて切る。
5.根の側を土に挿しやすいように斜めに切る。
6.土に挿して、水をやっていると、芽が出てくる。
7.挿す場所は、大量の場合は畑でもよい。
畑の場合は黒マルチをしてもよい。
少量の場合はプランターや植木鉢でもよい。
挿し木を大量にしたい場合は、
3月下旬、まだ芽の出ていないウマブドウの枝を
冷蔵庫の保存する。
(乾燥防止のためビニール・濡れ新聞紙などで包む。)
5月に冷蔵庫から出し、挿し木をする。
(野生のものが芽が出る時期になってから挿し木をする。)
挿してから2~3週間で芽が出てくる。
参考
ウマブドウは新しく伸びた枝に実がなるので
春先に剪定をしなければよい実がたくさんならない。
その時に切った茎を保存しておいて挿すのがよい。
挿し木にしないならその茎は3Cmぐらいに切り、
乾燥させて、煎じて飲んでもよい。
茎の乾燥を煎じたものはあまり癖がなく、
子供でも喜んで飲む。
ウマブドウのホームページもご覧ください。