ウマブドウの種のとり方と育て方

私の住む長野県北部は11月中旬に入ると急に寒くなります。 ウマブドウの葉もほとんど褐色に枯れてきています。 枝には白く柔らかい実がついています。 ウマブドウを種から育てるには、今のうちに 種をとっておかなければなりません。 今は白い実がたくさんついているので、 まだとらないでもいいだろう、と思っていると ある日行ってみると、少し前まであった白い実が すべてなくなっていることがあります。 多分鳥が食べてしまったものと思われますが、 みごとに一粒もなくなっています。 それはいつごろかは、はっきりわかりませんし、 予測もできません。 そこで、種をとりたい方は、実が白く柔らかくなったら、 早めに実を収穫しておくことです。 CIMG4143.JPG
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実を収穫したら、白い果皮や柔らかい果肉を取り去り 種だけにします。 その種をよく見ると、種のまわりに薄いゼリー状の 膜のようなものがついています。 そのゼリー状の膜をとっておかないと発芽率が落ちます。 本来鳥が食べて、砂嚢で消化をする時に、とれてしまうものだと思いますが、 人が収穫して洗っただけでは、その膜がとれません。 そこで砂で洗います。 私はすでに洗って金のざるに入れて乾燥をしています。 無償配布用ですので乾燥したら自宅に保存しておきます。 自分で蒔かれる方はすぐに土に蒔きます。 植木鉢でも畑でもよいのですが、 屋外において寒さにあわせます。 そうすると春になると、芽が出てきます。 蒔いたところがわかるように、目印をしておきましょう。 発芽を確認したら、薄い液肥か、化成肥料を少しやります。 雑草が生えてくるので、こまめにとってやるとけっこよく成長します。
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もし種を欲しい方は、15粒程度、無料で差し上げますので 返信用の封筒に82円相当の切手を貼って、 この住所薬草ウマブドウのホームページに送ってください。 間に合い次第お送りします。
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